108本のバラの意味と花言葉|プロポーズに選ばれる理由

108本のバラの意味と花言葉|プロポーズに選ばれる理由

プロポーズや特別な記念日に贈られる花束の中で、最も特別な存在であるのが「108本のバラ」です。見た目の華やかさは格別で、108本のバラの花束でしか出すことのできない特別な雰囲気を醸し出しています。

この記事では、108本のバラが持つ意味や花言葉、なぜプロポーズに選ばれるのか、108という数字の由来まで、徹底的に解説します。

108本のバラの意味は「結婚してください」

バラの花束は本数ごとに意味を持っています。1本は「一目惚れ」、12本は「私の妻になってください」、99本は「永遠の愛」など、それぞれ違う花言葉があります。
その中でも108本は、まさに人生の節目にふさわしい花言葉を持ちます。

  • 結婚してください

  • 永遠の愛

この2つの意味が重なることで、プロポーズの花束として最も選ばれているのです。

他の本数にも「愛」を伝える意味はありますが、「結婚」というメッセージを持つものは12本のバラの「私の妻になってください」、108本のバラの「結婚してください」の二つのみです。

特に108本のバラの花束は金額の大きさという観点からも用意が難しく、受け取る相手にとって、言葉にできないほどの感動をもたらすでしょう。

「永遠」という語呂合わせ

「結婚してください」という意味とは別に、「108」という数字は日本語の語呂で「とわ(永遠)」と読めるため、「永遠の愛」を象徴すると言われています。

ちなみに、100本は「100%の愛」という意味が付けられており、108本とは似ているようで違うニュアンスがあります。筆者個人としては108本の方が「未来を誓う」「結婚を約束する」という強い意志を感じます。

関連記事:プロポーズに贈るバラの花束の本数とその意味は?おすすめや花言葉をご紹介します。

なぜ108本なのか?選ばれる理由と由来

語呂合わせが永遠を意味する以外に108という数字が選ばれた理由はあるのでしょうか?別の観点からも見ていきます。

仏教における煩悩の数が108

仏教では、人の心を乱す欲や迷いを「煩悩(ぼんのう)」と呼び、その数は108あるとされています。大晦日の夜にお寺で鐘を108回撞くのは、この煩悩を取り除くためです。
このことから、108本のバラには「迷いや弱さを乗り越えて、純粋で永遠の愛を誓う」という意味が込められるようになりました。

文化的背景と愛の誓い

このように、日本では「108」という数字は、単なる数以上の象徴を持っています。除夜の鐘や仏教の教えに結びついているため、「人が抱える弱さを克服すること」や「心を浄化してより良い未来に向かうこと」を表す特別な数と考えられています。
そのため、プロポーズに贈る108本のバラは「見た目の豪華さ」だけではなく、「相手とともに困難を乗り越えて歩んでいきたい」という強い決意を込める花束としても選ばれているのです。

関連記事:プロポーズの花束はどこで買う?おすすめの購入先や予約のタイミングをご紹介!

その他の108本のバラの花束がプロポーズに選ばれる理由

上記で触れてきた理由の他に、以下も108本のバラが選ばれる理由です。

赤いバラの花束

圧倒的なインパクト

108本のバラ花束はとにかく大きさが圧巻です。直径も存在感も、通常の花束や他の本数とは比べ物になりません。

抱えるほどの大きさのため、持ち帰りのタイミングでは、周りの方から「プロポーズされたのかな?」と一目でわかってしまうほど大迫力。プロポーズの場を特別な演出に変えるのに十分な迫力があります。

一生の思い出に残る

108本のバラを受け取る体験は、誰にとっても忘れられない特別な出来事になります。腕いっぱいに抱えるほどの花束を贈られる機会は、一生に一度あるかないかといえるほど貴重です。結婚生活の始まりを象徴する記念の花束として、写真や動画に残す方も多くいます。

商品一覧:プロポーズの花束

バラ108本を贈るシーン

108本のバラはプロポーズだけでなく、人生のさまざまな節目で活用できます。

一番人気はプロポーズの瞬間に

最も多いのが、結婚を申し込むプロポーズシーンです。花言葉そのものが「結婚してください」を意味しているため、言葉に頼らず花束だけで想いを伝えられます。圧倒的なボリュームが、相手の心に強いインパクトを残します。

結婚記念日

結婚してから10年目、20年目といった節目に贈られることもあります。年月を重ねても変わらない「永遠の愛」を表現するために、あえて108本を選ぶ夫婦も少なくありません。

交際記念日や誕生日に

まだプロポーズの予定がなくても、特別な日を演出するために108本を贈る人もいます。交際記念日や誕生日など、相手に「大切に思っている」という気持ちを強調したいときにぴったりです。

交際記念日や誕生日のシーンでプレゼントする場合は、プロポーズの申し込みとしての花束ではないように、言葉で伝えましょう。

ロマンチックに108本のバラを渡す工夫

サプライズの演出を加える

花束をただ渡すのではなく、レストランやホテルなどロマンチックな場所で贈ったり、指輪や手紙を添えると、一生の記憶に残るサプライズになります。

渡す前から感動的なムードを作り上げていくことで、感動も倍増します。

関連記事:プロポーズの花束をホテルに持ち込むのはOK?隠し方や失敗しない演出をご紹介!

花の色で意味を深める

赤バラは「愛情」、ピンクは「感謝」、白は「純潔」と、それぞれ色によって象徴する意味が異なります。相手に伝えたい気持ちに合わせて色を選ぶことで、さらにメッセージ性が強まります。

写真や動画で思い出に残す

108本のバラは見た目の迫力も魅力のひとつです。受け取った瞬間の驚きや感動を、写真や動画で残すことで、後から見返しても幸せな気持ちを思い出せます。

まとめ|108本のバラは「永遠の愛」と「結婚してください」を誓う究極の贈り物

ここまで108本のバラの花束について、ご紹介しました。改めて、108本のバラの花束には次のような意味が込められています。

  • 「結婚してください」という明確な花言葉

  • 「108=とわ=永遠」という語呂合わせから導かれる「永遠の愛」

  • 仏教の煩悩に由来する「すべてを超えた愛の誓い」

その圧倒的なボリュームから、108本のバラはプロポーズや人生の節目にふさわしい究極の花束です。
一方で、物理的にも金額的にも大きいプレゼントとなるため、事前に実際の重さや保存方法、価格相場などを把握しておくことで満足いくギフトとなるでしょう。

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この記事の執筆者
木谷 大晟の人物写真

HanaTaku代表

木谷 大晟

明治大学商学部を卒業後、人材系・IT系の会社を経てフラワーデザインの道に進み、2023年7月にFlower Shop Applaughを創業。フラワーデザインの資格である公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)の1級に合格しています。
現在は、花の仕入れやギフト制作を行う生花店運営からフラワーレッスンの主催まで幅広く活動しています。その傍ら、フラワーギフトの通販サイトHanaTakuを立ち上げ、店舗とオンラインを合わせて年間数千件以上のフラワーギフトを全国のお客様にお届けしています。これらの経験を活かし、HanaTakuブログにてフラワーギフト選びに役立つ花の知識や情報をお届けしていきます。