バラ12本をもらった後はどうする?保存方法から長持ちするお手入れ方法、飾り方ガイド

バラ12本をもらった後はどうする?保存方法から長持ちするお手入れ方法、飾り方ガイド

大切な人から12本のバラをプレゼントされた瞬間は、何よりも心に残る特別な出来事。だからこそ「もらった後、どうすれば長く楽しめるの?」と考える方も多いはずです。本記事では、12本のバラを美しく飾る方法や長持ちさせる工夫、さらに思い出を残す保存アイデアまで、わかりやすくご紹介します。

バラ12本をもらった後はどうする?基本の流れ

特別な人から12本のバラをプレゼントされたら、できるだけ長く楽しみたいものですよね。とはいえ「花瓶がない」「どうやって管理すればいいの?」と戸惑う方も多いはず。ここでは、もらった直後にすべき基本の流れを解説します。

花束を解いて水揚げする

まずはラッピングを外し、バラを1本ずつに分けましょう。長時間包まれたままでは蒸れてしまい、花が痛みやすくなります。

  • 茎を斜めに1〜2センチほどカット

  • 水を張ったバケツに30分ほど浸ける

この「水揚げ」をすることで、しっかり水分を吸収し、花びらに張りが生まれ、元気になります。

花瓶に飾る際のポイント

花瓶は必ず洗って清潔にしてから使います。雑菌が残っていると水が濁りやすく、花が傷む原因になります。

  • 水の量は花瓶の3分の1程度

  • 茎が重ならないように広がりを持たせる

透明なガラス花瓶は汚れが見えやすく、赤やピンクのバラがより映えるため、おすすめです。

長持ちさせるための置き場所

直射日光やエアコンの風、暖房の近くは避けましょう。
最適なのは 明るく風通しがよい、涼しい部屋です
夏場は特に注意が必要で、可能であれば冷房をオンにした状態で快適な環境で管理しましょう。

12本のバラを長持ちさせるお手入れ方法

「せっかくなら1日でも長く飾りたい」というのが多くの人の本音です。日々のちょっとした工夫で、バラの寿命は大きく変わります。

水替えと茎の切り戻し

花瓶の水は毎日取り替えましょう。さらに水を替えるときに茎を少しずつ切り戻すのがポイントです。
特に有効なのが「水切り」と呼ばれる方法。水を張ったボウルの中でハサミを入れることで、茎の中に空気が入らず、水の吸収がスムーズになります。

花専用の延命剤を使う

花屋さんでよくもらえる小袋の延命剤には、栄養と抗菌作用があります。なければ家庭にあるアイテムでも代用可能です。

  • 漂白剤を数滴 → 雑菌の繁殖を防ぐ

  • 砂糖を少量 → 花のエネルギー補給に

ただし入れすぎは逆効果なので注意してください。

エアコンや直射日光を避ける

エアコンの風は乾燥の大敵です。どうしてもリビングに飾る場合は、風が直接当たらない位置に移動させる工夫をしましょう。
また、窓辺は日差しで水温が上がりやすく、雑菌が繁殖しやすいので要注意です。

バラ12本を記念に残す保存方法

12本のバラは「私の妻になってください」という花言葉を持ちます。プロポーズや記念日で贈られたバラを、その日の思い出ごと残したい方も多いでしょう。

ドライフラワーにする方法

もっとも手軽なのが、逆さ吊りにして乾燥させる方法です。

  • 茎を麻ひもなどで束ねる

  • 風通しのよい暗所に吊るす

  • 1〜2週間で完成

色は褪せますが、アンティークな雰囲気に変わり、長期間楽しめます。

押し花にしてフレームに残す

花びらを新聞紙や厚紙に挟み、重しをのせて1〜2週間。完成したら額に入れれば、インテリアとしても飾れます。
結婚記念日やプロポーズの花を押し花にして額装するカップルも増えています。

プリザーブド加工を依頼する選択肢

生花の柔らかさや色合いを長く保ちたいなら、専門業者に依頼してプリザーブドフラワーにする方法があります。費用は1万円前後からですが、数年単位で美しい状態を楽しめます。

もらった後に困ったときの対処法

大きな花束で花瓶に入らない場合

12本は意外とボリュームがあり、家庭用の花瓶に入りきらないことがあります。そんなときは

  • 複数の花瓶やグラスに分けて飾る

  • 短く切って小瓶に入れる

などアレンジすれば、家中を彩ることができます。

枯れてしまった花の扱い方

バラは1本ごとに咲き方や寿命が違うため、枯れたものは早めに取り除きましょう。
そのままにすると水が濁り、他の花まで弱ってしまいます。

飾るスペースがないときの工夫

花瓶がなくても、耐熱グラスや空きワインボトルなど身近な容器で代用可能です。代用する際には内側をよく洗浄し、清潔な状態にしましょう。

カフェ風のおしゃれな雰囲気になるのでおすすめです。

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バラをより楽しむためのアレンジアイデア

せっかくいただいたバラは、花束として楽しむだけでなく、少し工夫することで日常の中でもう一段階豊かに味わうことができます。例えば、一輪挿しにして部屋ごとに分けて飾れば、リビングや寝室、玄関など、家の中のあらゆる空間が華やぎます。小さなスペースでもバラが一輪あるだけで雰囲気がぐっと変わり、毎日の暮らしが明るく感じられるでしょう。

また、花びらを湯船に浮かべれば、即席のアロマバスに早変わり。ふんわり広がる香りと優雅な見た目が、心と体をリラックスさせてくれます。日常のバスタイムが特別なひとときへと変わり、癒しの時間を存分に堪能できます。

さらに、キャンドルやお気に入りの雑貨と一緒に飾るのもおすすめです。光と影、花の色合いが調和して、インテリアにおしゃれなアクセントを加えてくれます。ちょっとした工夫で、贈られたバラは単なる花束から、日々の暮らしを彩る大切な存在へと姿を変えるのです。

このように「もらった後の楽しみ方」にひと工夫加えることで、贈られた日の思い出はより特別なものになり、花が持つ魅力を長く感じ続けることができます。

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まとめ|12本のバラをもらった後は工夫次第で長く楽しめる

12本のバラを受け取った瞬間の感動は、一生忘れられないものです。

まずはラッピングを外し、しっかりと水揚げをしてから花瓶に生けましょう。花瓶は常に清潔に保ち、水替えや茎の切り戻しを繰り返すことで、花はより長持ちします。

さらに、長期間残しておきたい場合は、ドライフラワーやプリザーブドフラワーに加工するのも一つの方法です。色や形を保ったまま、思い出をインテリアとして残せるのは大きな魅力です。

もし花束のサイズが大きくて飾る場所に困る場合は、数本ずつに分けて複数の花瓶や身近な容器に飾ってみるのも良いでしょう。コップや空き瓶などでも十分に代用でき、暮らしのさまざまなシーンで花を楽しめます。

このような工夫を重ねれば、12本のバラは単なる贈り物を超えて、記念や思い出を長く彩る存在となります。贈られた気持ちとともに、花のある日々を心ゆくまで楽しんでみてください。

この記事の執筆者
木谷 大晟の人物写真

HanaTaku代表

木谷 大晟

明治大学商学部を卒業後、人材系・IT系の会社を経てフラワーデザインの道に進み、2023年7月にFlower Shop Applaughを創業。フラワーデザインの資格である公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)の1級に合格しています。
現在は、花の仕入れやギフト制作を行う生花店運営からフラワーレッスンの主催まで幅広く活動しています。その傍ら、フラワーギフトの通販サイトHanaTakuを立ち上げ、店舗とオンラインを合わせて年間数千件以上のフラワーギフトを全国のお客様にお届けしています。これらの経験を活かし、HanaTakuブログにてフラワーギフト選びに役立つ花の知識や情報をお届けしていきます。