12本のバラの花言葉と意味|プロポーズや記念日に選ばれる理由と贈り方ガイド

12本のバラの花言葉と意味|プロポーズや記念日に選ばれる理由と贈り方ガイド

バラには本数別に花言葉や意味が込められています。その中でも「12本のバラ」は、最も人気のある本数で、プロポーズや結婚記念日に選ばれる定番の花束です。当店にプロポーズのご相談をされるお客様の中でもダントツで選ばれる本数でもあります。

この記事では12本のバラに込められた花言葉や由来、色別の意味、贈るシーン、価格の目安や注意点まで解説します。大切な人に想いを伝える際の参考にしてください。

12本のバラの花束に込められた花言葉とは?

早速本題となりますが、12本のバラの花言葉は 「私の妻になってください」です。まさにプロポーズにふさわしい意味が込められており、プロポーズ以外にも結婚記念日に選ばれる理由がここにあります。

また、12本のバラは別名で「ダズンローズ」とも呼ばれます。これには12本のバラのそれぞれの1本に、特別な意味が込められていることからダズンローズと呼ばれています。

込められている意味は「愛情」「情熱」「感謝」「希望」「信頼」「誠実」「幸福」「栄光」「努力」「真実」「尊敬」「永遠」です。これらの12個は結婚生活に欠かせない大切なものばかりです。ここからも12本のバラの花束は「人生を共にするために必要なすべてをあなたに捧げます」という誓いを象徴しています。

バラ以外にも12本のひまわりや12本のチューリップも「私と結婚してください」という意味を持っています。このように12本という本数に特別な意味が込められています。

なぜ12本のバラに特別な意味があるの?

それではなぜ「12本」という本数が特別なものとして知られれているのでしょうか?その歴史をご紹介します。

「ダズンローズ」はヨーロッパ発祥

12本のバラであるダズンローズ(Dozen Roses)は、ヨーロッパの結婚式で新郎が新婦に12本のバラを渡す習慣から広まりました。新婦はその中から1本を選び新郎に返し「一生を共にする」という意思を示したといわれています。

この伝統が現代まで伝わっており、今ではプロポーズや記念日の贈り物として受け継がれています。

「12」という数字の持つ象徴

ダズンローズの歴史に加えて、「12」という数字はは古来から「完全な数字」とされいす。例えば時間や暦に深く関わっています。

例えば、「1年は12か月であること」「1日は昼と夜をそれぞれ12時間で区切られていること」「12星座や干支の数」など。このように「12」という数字は「永遠性・完全性」を象徴していることから、愛を誓う花束にふさわしい数字とされています。

12本のバラの花束を贈るおすすめシーン

ご紹介してきた通り、12本のバラの花束はプロポーズで最も人気の本数です。ただ、プロポーズ以外にも花贈りのシーンとして選ばれることもおおくあります。ここでは12本のバラの花束贈りのシーンをご紹介します。

プロポーズ

何度もご紹介している通り、最も代表的なのはプロポーズです。指輪と一緒に花束を渡す方もいれば、最近では指輪は別に一緒に購入予定で、先に花束だけを渡す場合もあります。「Will you marry me?」と書かれたメッセージカードを添えて渡すのも人気があります。

結婚記念日

プロポーズの後には幸せな結婚生活が始まります。一緒に暮らしていくうちに結婚生活が当たり前になってしまいますが、初心を思い出す意味を込めて、結婚記念日に12本のバラを贈るのもおすすめです。
「これからも変わらない愛を誓う」というメッセージを込められます。

誕生日・記念日

誕生日や交際記念日など、特別な日に贈れば印象に残るプレゼントになります。
特に「12=1年を共に歩んできた時間」とも重ねられるので、1年目の記念日に選ばれることも多いです。

結婚式・フォトウェディング

演出として取り入れるカップルも増えています。
ウェディングフォトで花嫁が12本のバラを持つ姿は特別感を演出できます。

12本のバラの色別の花言葉と選び方

プロポーズのピンク色バラの花束(12本)

当店でご依頼いただく12本のバラは赤いものをご用意することが多いですが、決して赤いバラでなくてはならないということはありません。バラは色によっても花言葉が変わり、印象は大きく変わります。贈るシーンや相手に合わせて選びましょう。

  • 赤いバラ|花言葉「愛情」「情熱」
    プロポーズに最も選ばれる定番な色です。真紅のバラは強い愛をダイレクトに伝えます。

  • ピンクのバラ|花言葉「感謝」「幸福」
    赤いバラと比較して優しい印象になります。ピンクの中でも濃いピンク、淡いピンクと色味が誕生日や記念日に向いています。可愛らしい雰囲気が好きな方にぴったりです。

  • 白いバラ|花言葉「純潔」「尊敬」
    清らかなイメージに仕上がります。プロポーズのシーンよりも結婚式やフォーマルな贈り物として選ばれることが多いです。

  • 青いバラ|花言葉「奇跡」「夢かなう」
    特別な意味を込めたい方に人気です。自然界には青いお花が少ないことから希少価値が高く、サプライズ性も抜群です。基本的には染められたものが用いられます。

  • オレンジのバラ|花言葉「絆」「信頼」
    赤やピンクと比較してカジュアルで自然体な印象に仕上がります。家族や友人へのギフトにも適しており、温かみのある印象を与えます。

12本のバラの花束の価格・サイズ・購入方法は?

12本のバラの花束についてご紹介してきました。続いて、12本のバラの花束を用意する方向けに実物についてご紹介します。

12本のバラの花束の価格相場

基本的には5,000円〜1万円が最も多い価格帯とされています。

ただ、バラに限らず、花は農家さんからの出荷量(供給量)と需要量によって価格が決定するため、時期によって変動する場合があります。

クリスマスやバレンタインなどのバラを贈ることが多いイベント時期は高くなる傾向があります。

その他、バラの品種やラッピング代、配送地域によって変動があります。また、青いバラは手間がかかっているため、一本あたりの値段は高くなります。

12本のバラの花束のサイズ

12本のバラは抱えるのにちょうど良いサイズです。写真で見ていただくと分かる通り、その後の持ち帰りの負担も少ないです。
当店では配送にてお届けする都合上、長さは33cm、横幅は28cm前後で仕上げております。

購入方法

ここでは生花の12本のバラを購入する際の購入方法をご紹介します。

基本的には日本全国の花屋どこでも準備可能です。その他、当店のようなフラワーギフト通販サイトはもちろん、宿泊先のホテルやレストランでも一部準備可能とされています。

バラの在庫が少ない場合もあるため、プロポーズ予定日の1週間前を目処にご予約されると確実に準備してもらえるでしょう。

お店によってラッピング方法が異なるため、どのように仕上がるのかラッピング済みのイメージ写真を事前に確認できると失敗するリスクを減らすことができます。

12本のバラの花束を贈るときの注意点と工夫

相手に意味を伝える

12本のバラは特別の意味を持っている花束です。そのため、プレゼントする際にはどのような意味を込めて贈るのかを伝えましょう。相手によっては受け取り方が異なり、意図しない形で伝わってしまうことがあります。

相手の好みに合わせる

バラの色は赤が定番ですが、可愛い雰囲気が好きならピンク、神秘的に仕上げるなら青色と、色によって雰囲気が大きく異なります。赤いバラにこだわりがない場合は検討してみてください。

ラッピングで特別感を演出

花束はラッピングによって雰囲気が大きく変わります。ラッピングペーパーの素材やリボンの色や形など、事前に調べて要望を花屋に伝えましょう。

他の本数との違いも知っておこう

  • 1本のバラ:「あなたしかいない」

  • 3本のバラ:「愛しています」

  • 11本のバラ:「最愛」

  • 99本のバラ:「永遠の愛」

  • 100本のバラ:「100%の愛」

  • 108本のバラ:「結婚してください」

それぞれに意味がある中で、12本は「結婚を意識した誓い」を直接的に表現できる点で特別です。

まとめ|12本のバラの花言葉で一生の思い出を作ろう

12本のバラは「私の妻になってください」という花言葉を持ち、人生の大切な節目に贈るのに最適な花束です。
プロポーズや結婚記念日だけでなく、誕生日やフォトウェディングでも特別感を演出できます。

本数の意味、色の選び方、ラッピングまで工夫すれば、一生忘れられない贈り物になるはずです。

大切な人に想いを伝えるときは、ぜひ12本のバラに込められた花言葉を活用してみてください。

この記事の執筆者
木谷 大晟の人物写真

HanaTaku代表

木谷 大晟

明治大学商学部を卒業後、人材系・IT系の会社を経てフラワーデザインの道に進み、2023年7月にFlower Shop Applaughを創業。フラワーデザインの資格である公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)の1級に合格しています。
現在は、花の仕入れやギフト制作を行う生花店運営からフラワーレッスンの主催まで幅広く活動しています。その傍ら、フラワーギフトの通販サイトHanaTakuを立ち上げ、店舗とオンラインを合わせて年間数千件以上のフラワーギフトを全国のお客様にお届けしています。これらの経験を活かし、HanaTakuブログにてフラワーギフト選びに役立つ花の知識や情報をお届けしていきます。