胡蝶蘭の数え方とは?「本」「株」「輪」の意味と3本立て・5本立ての違いを解説

胡蝶蘭の数え方とは?「本」「株」「輪」の意味と3本立て・5本立ての違いを解説

胡蝶蘭をギフトに選ぶとき、「3本立て」「5本立て」といった表記を見て、これが何を意味しているのか気になった方も多いのではないでしょうか。また、「一輪」「一株」「一鉢」など、花の数え方にはいくつもの単位があり、どれが正しいのか分かりにくく感じることもあります。

胡蝶蘭は他の花とは少し違った数え方をする植物です。数え方を理解しておくと、贈答用の胡蝶蘭を選ぶときに、サイズ感や価格帯、豪華さの違いを正しく判断できるようになります。

この記事では、胡蝶蘭の基本的な数え方の単位から、「3本立て」「5本立て」の意味、選び方の目安までを分かりやすくご紹介します。

胡蝶蘭の数え方の基本単位

胡蝶蘭には「本」「株」「輪」「鉢」など、複数の数え方があります。それぞれ指しているものが異なるため、まずは基本の単位を整理しておきましょう。

「本」「株」の数え方

大輪胡蝶蘭は1つの株から1つの茎だけを残し、そこに大きな花を咲かせます。そのため、3本立ちであれば3つの株、5本立ちならば5つの株というように、株数と同数になります。贈答用の胡蝶蘭は1つの鉢の中に複数の株が寄せ植えされており、1株につき1本の花茎が生えていて、寄せ植えされた茎の本数によって「3本立」「5本立」と呼ばれています。つまり「本」は、花が咲いている茎(花茎)の数を表す単位です。「3本立ち」であれば、花茎が3本ある胡蝶蘭ということになります。

「輪」の数え方

「輪」は、1本の花茎に咲いている花の数を表します。一本に付いている花の数は「輪」と呼び、一本に6輪の花が咲いている場合は「6輪付き1本」と呼びます。本数が同じでも、1本あたりの輪数が多いか少ないかによって、鉢全体のボリューム感は変わってきます。

贈答用の胡蝶蘭を選ぶ際には、この輪数も重要な判断材料になります。胡蝶蘭は1本の輪数が増えるほど高級なものとして扱われ、輪数が多いほど見栄えも良く、存在感が増します。販売店によっては「3本立ち・18輪」のように、本数と輪数を合わせて表記している場合もあります。

「鉢」「点」の数え方

鉢植えの状態全体を数える場合は「鉢」を使います。鉢植えの場合は「鉢」と数え、ビジネス用途では3本立ちか5本立ちが主流です。お祝いの現場などで「胡蝶蘭を一鉢贈る」という言い方をするのは、この単位によるものです。

また、園芸作品としての蘭は「点」でも数えられます。展覧会や品評会など、作品として扱われる場面で使われる数え方で、日常的なギフトの場面ではあまり使われません。

「基」「対」の数え方

大型のスタンドフラワーとして仕立てられた胡蝶蘭は「基(き)」という単位で数えます。スタンドフラワーが1つで一基、一対は文字通り対になっている際の数え方で、2基で1対です。開店祝いや披露宴会場などで、左右対になったスタンドフラワーを見かけることがありますが、これが「一対」の胡蝶蘭です。

なお、個人やグループ、親族などの送り主が同じ名前で複数基を用意した場合のみ一対として扱われます。送り主が異なる場合は、たとえ並んで置かれていても「一対」とは呼ばない点に注意しましょう。

【関連記事】胡蝶蘭の値段相場はいくら?本数・サイズ別の価格とシーン別の選び方

「3本立て」「5本立て」とは何を意味する?

胡蝶蘭のギフトを探していると、必ず目にするのが「3本立て」「5本立て」という表記です。これは前章で説明した「本」の数え方そのもので、1つの鉢に何本の花茎(=何株)が寄せ植えされているかを表しています。

胡蝶蘭の商品に記載されている「3本立」「5本立」とは、1つの鉢に植えられた花茎の本数のことです。胡蝶蘭は1株につき1本の花茎しか伸ばさないため、「3本立」は3株が1つの大きな化粧鉢に寄せ植えされた状態を指します。

本数が増えるほど、鉢全体の横幅や花の量が増し、見た目の豪華さも変わってきます。本数が増えるほど株の数が多く、全体のボリューム・幅・豪華さが増します。一方で、花の高さや縦方向の花数に関わってくるのが先述の「輪数」です。本数は横のボリューム、輪数は縦の高さと花の多さに関係すると覚えると選びやすくなります。

3本立てと5本立ての違い

贈答用として選ばれることが多いのは3本立てと5本立てです。それぞれの特徴を知っておくと、用途に合わせた選び方がしやすくなります。

  • 3本立て:花のバランスが取れた定番サイズで、個人宛・法人宛を問わず幅広いお祝いに選ばれています。
  • 5本立て:花数・ボリュームともに増し、より格式や特別感を重視したい場面に向いています。

「開店祝いには3本立ち」「特別なお祝いには5本立ち」といった傾向はよく耳にしますが、「3本立ち」「5本立ち」という本数そのものに特別な意味があるわけではありません。一方で、奇数と偶数の考え方については、古代中国から伝わる陰陽思想の影響で、奇数は陽数とされ縁起が良いものと考えられてきました。そのため、フォーマルな贈答シーンでは3本、5本、7本といった奇数の本数が選ばれやすい傾向があります。

とはいえ、これは絶対的な決まりではなく、贈る相手やお祝いの規模、置く場所の広さなどに応じて選ばれているのが実際のところです。本数選びで迷ったときは、格式や縁起を意識しつつも、贈り先の状況に合わせて柔らかく考えるとよいでしょう。

5本立の胡蝶蘭は上下に胡蝶蘭を並べているため豪華な印象を受け、3本立などに比べると両サイドのボリュームを感じます。就任祝いや開店祝いなど、より存在感を出したい場面では5本立てが選ばれることもありますが、胡蝶蘭の本数は明確に用途ごとに決まっているわけではなく、贈る相手やお祝いの規模など様々な要因で決まることがほとんどです。

そのため、「絶対に5本立てでなければ失礼」というような決まりはありません。予算や置き場所、相手との関係性を踏まえて選ぶことが大切です。

【関連記事】胡蝶蘭の種類を徹底解説|大きさ・色・本数で選ぶポイントとは

本数によって印象や用途はどう変わる?

数え方が分かると、次に気になるのは「結局どの本数を選べばよいのか」という点です。ここでは本数ごとの印象と、選ぶ際の考え方をご紹介します。

3本立ち

3本立ちは、贈答用の胡蝶蘭の中でも定番の本数です。開店・開業祝いや就任祝い、受賞祝いといったビジネスシーンのほか、誕生日や長寿などのプライベートなお祝いにも広く用いられています。5本立ちに比べてサイズがコンパクトなため、置くスペースに困りにくいというメリットもあります。

5本立ち

5本立ちは3本立ちよりも大きくなるため、より豪華にお祝いしたい場面に適しています。周年記念や大規模な開店祝いなど、特別感を演出したいシーンで選ばれることが多い本数です。

2本立ちなど、その他の本数

2本立ちのように、サイドへの広がりが少なくスリムな仕立ての胡蝶蘭もあります。飾るスペースが限られている場合や、控えめでありながら上品な印象を持たせたい場合に選ばれることがあります。本数だけでなく、置き場所の広さや相手との関係性も踏まえて選ぶと、より満足度の高い贈り物になります。

本数以外にも見ておきたいポイント

胡蝶蘭を選ぶときは、本数(花茎の数)だけでなく、輪数や花の大きさも合わせて確認すると、見た目の印象をより正確にイメージできます。同じ3本立てでも、輪数が多いものと少ないものでは、花全体のボリューム感が大きく異なります。

一般的に5本立の方が高価な傾向がありますが、胡蝶蘭の価格は輪数によっても左右されるため、輪数が多い3本立ちと輪数が少ない5本立ちでは、価格差が小さくなることもあります。本数だけで判断せず、輪数や花の色・大きさも含めて総合的に選ぶことをおすすめします。

数え方を理解して、ぴったりの胡蝶蘭を選ぶために

胡蝶蘭の「本」は花茎の数、「輪」は1本あたりの花の数、「株」は根を中心とした数え方、「鉢」は植えられている容器の単位です。それぞれが表しているものを理解しておくと、「3本立ち」「5本立ち」といった商品説明を見たときに、実際の大きさやボリュームをイメージしやすくなります。本数が増えるほど横のボリュームが増していきます。また、1本の茎に咲く花の数を表す「輪数」も、見た目の豪華さや価格に関わる大切な要素です。

本数に厳密な決まりはありませんが、奇数が好まれやすい傾向や、本数ごとに選ばれやすいシーンの傾向はあります。贈る相手やお祝いの規模、置き場所の広さを考えながら、ちょうどよい本数を選んでみてください。

本数と輪数の両方に目を向けることで、予算やシーンに合った胡蝶蘭を選びやすくなります。数え方の意味を知っておくと、通販サイトで商品を比較するときにも役立つはずです。

お祝いの胡蝶蘭を探すならHanaTakuがおすすめ

胡蝶蘭を購入するなら、お花のネット通販サイトの「HanaTaku(ハナタク)」がおすすめです。開店祝いや誕生日など、シーンに合わせた胡蝶蘭を予算に応じて選ぶことができます。大切な方への贈り物選びに、ぜひHanaTakuをご活用ください。

この記事の執筆者
木谷 大晟の人物写真

HanaTaku代表

木谷 大晟

明治大学商学部を卒業後、人材系・IT系の会社を経てフラワーデザインの道に進み、2023年7月にFlower Shop Applaughを創業。フラワーデザインの資格である公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)の1級に合格しています。
現在は、花の仕入れやギフト制作を行う生花店運営からフラワーレッスンの主催まで幅広く活動しています。その傍ら、フラワーギフトの通販サイトHanaTakuを立ち上げ、店舗とオンラインを合わせて年間数千件以上のフラワーギフトを全国のお客様にお届けしています。これらの経験を活かし、HanaTakuブログにてフラワーギフト選びに役立つ花の知識や情報をお届けしていきます。