白い胡蝶蘭 大輪 3本立ち

胡蝶蘭の就任祝いに添える立札の書き方|文例とマナーをご紹介します

取引先や関係の深い方が社長や役員に就任された際、お祝いとして胡蝶蘭を贈るケースは多くあります。その際に必ずと言っていいほど必要になるのが「立札」です。立札は、届いた胡蝶蘭が誰からのお祝いなのかを一目で伝える大切な役割を持っています。

とはいえ、いざ立札を用意しようとすると「頭書きは何と書けばいいのか」「会社名や役職はどこまで入れるべきか」「宛名は必要なのか」など、迷うポイントが意外に多いものです。特に就任祝いはビジネスの正式な場で使われることが多いため、失礼のない形で贈りたいと考える方がほとんどでしょう。

この記事では、胡蝶蘭の就任祝いに添える立札について、基本的な役割から書き方の基本、シーン別の文例、注意しておきたいポイントまでをご紹介します。

胡蝶蘭の立札とは何か

胡蝶蘭 大輪 3本立ち 40~47輪前後 白

立札とは、胡蝶蘭やスタンド花などのフラワーギフトに添えて、誰からのお祝いなのかを分かるようにするための札のことです。木札や紙製の札などがあり、鉢の中央に立てて飾られます。

就任祝いのようなビジネスシーンでは、式典会場やオフィスに複数のお祝いの花が並ぶことが多く、立札がなければ贈り主が分からなくなってしまいます。

立札をつけることはビジネスシーンにおいて、贈り先への大切なアピールにもなります。就任祝いの場では、取引先や関係者の目に触れる機会も多いため、会社としての印象にもつながる大切な要素だと考えておくとよいでしょう。

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就任祝いの立札に書く基本項目

胡蝶蘭 大輪 赤リップ 5本立ち 55~65輪前後

就任祝いの立札には、主に次の3つの要素が使われます。

  • 頭書き(お祝いの目的を示す言葉)
  • 贈り先の名前(省略される場合もあります)
  • 贈り主の名前

この3つをどのように組み合わせるかによって、立札全体の印象が変わります。それぞれの書き方を見ていきましょう。

頭書き(お祝いの言葉)

頭書きとは、立札の上部に記載する「何のお祝いか」を示す言葉です。就任祝いの場合、一般的には次のような表現が使われます。

  • 祝 御就任
  • 御就任御祝
  • 御祝

何のお祝いかを具体的に伝えたい場合は「祝 御就任」、シーンを限定せず幅広く使いたい場合は「御祝」を選ぶとよいでしょう。用途を限定しない「御祝」でも失礼にはあたりませんが、目的が明確な場合は「祝 御就任」のように具体的に書くと、何のお祝いかが伝わりやすくなります。

なお、就任の内定段階でどうしても早く贈りたいという場合には、正式な就任前であることを踏まえた表現が使われることもあります。ただし、お祝いの花は基本的に就任が正式に決まった当日以降に贈るのが一般的とされているため、タイミングには注意が必要です。

贈り先の名前(宛名)

就任祝いでは、贈り先の名前を入れるかどうかで立札の印象が変わります。贈り先名は必須ではありません。頭書きと贈り主名だけでも、立札として成立します。一方で、就任祝いのように「誰の就任を祝うものか」を明確にしたい場合には、贈り先の会社名・役職名・氏名を記載すると丁寧な印象になります。

就任祝いは個人宛となるため、誰がどの役職に就任したお祝いかが分かるよう明記することが重要です。特に、同じ会社で複数の方が同時に役員へ就任するようなケースでは、宛名を入れておかないとどなたへのお祝いか分かりにくくなることがあります。

贈り先名を記載する際の敬称にも注意しましょう。贈り先名には「様」を付けます。会社名と個人名を併記する場合は、個人名に「様」を付けるのが基本です。「株式会社〇〇 御中 〇〇様」のように、御中と様を重ねる必要はありません。

贈り主の名前

立札の中でも特に重要なのが贈り主の名前です。立札はお花が誰から贈られたものかを伝えるためのものなので、贈り主の名前は必ず記載しましょう。

法人として贈る場合は会社名を正式名称で記載し、必要に応じて役職名と氏名を加えます。「(株)」などの略称は避け、「株式会社」と書くと丁寧です。略称を使わないことは、就任祝いのようなフォーマルな場では特に意識しておきたいポイントです。

会社名のみを記載してもよいですが、より丁寧な印象にしたい場合は「会社名+役職+個人名」の形にするのもよい方法です。

連名で贈る場合の書き方

胡蝶蘭 大輪 5本立ち 50~60輪前後 白

複数人や複数部署で連名にして胡蝶蘭を贈る場合も、書き方にはいくつかポイントがあります。胡蝶蘭の立札に記載する名前は、贈り主名であれば連名でも大丈夫です。連名が多いほど文字が小さくなるため、3~4名までが目安です。

人数が多い場合は、一人ひとりの名前を並べるのではなく「〇〇一同」といった形でまとめるとすっきりとした立札になります。

また、就任祝いでは、社長就任と会長就任など複数の役職就任が同時にある場合に、連名でまとめたくなることもあるかもしれません。しかし、贈り主名は連名でも構いませんが、贈り先名の連名は避けましょう。贈り先の会社が同じでも、1鉢ずつ胡蝶蘭を贈るようにしてください。それぞれの就任を個別にお祝いする形にすることで、より丁寧な印象になります。

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縦書きと横書き、どちらを選ぶべきか

胡蝶蘭 大輪 3本立ち 25~32輪前後 白

立札には縦書きと横書きがありますが、どちらかが正式でどちらかが略式ということはありません。見やすさと場の雰囲気に応じて選ぶのが基本です。

法人のフォーマルなお祝いでは縦書きが選ばれやすく、和文の社名・氏名の収まりも良いです。一方で、英字社名やカタカナ表記が長い場合には横書きの方が読みやすく、札全体のバランスも崩れにくくなります。

就任祝いの立札の文例

胡蝶蘭 大輪 赤リップ 5本立ち 50~60輪前後

ここでは、就任祝いでよく使われる立札の記載パターンをご紹介します。実際の会社名や個人名は、それぞれの状況に合わせて置き換えてご利用ください。

贈り主名のみを記載する場合

贈り先の名前を入れず、頭書きと贈り主名だけで構成するシンプルな形です。

  • 祝 御就任 / 株式会社〇〇 代表取締役 〇〇 〇〇

贈り先が特定しやすい状況や、贈り先名を入れると文字数が多くなりすぎる場合などに適した形です。

贈り先名と贈り主名の両方を記載する場合

誰への就任祝いかをはっきり示したい場合は、贈り先名も併記します。

  • 祝 御就任 / 株式会社〇〇 代表取締役 〇〇 〇〇 様 / 株式会社△△ 代表取締役 △△ △△

同時に複数の方が就任される場合や、フォーマルな式典会場に届ける場合には、この形が分かりやすくおすすめです。

連名で贈る場合

  • 祝 御就任 / 株式会社〇〇 営業部一同

部署やチームなど複数人で贈る場合は、個々の名前を並べるより「一同」でまとめた方がすっきりとまとまります。

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立札を用意する際に気をつけたいポイント

胡蝶蘭 大輪 5本立ち 55~65輪前後 白

会社名の正式名称を確認する

贈り先・贈り主のどちらの会社名も、正式名称で記載することが基本です。企業宛てに贈る場合は、贈り先が株式会社なのか有限会社なのか、社名の前につくのか後につくのかを事前にチェックしておきます。思い込みで記載すると誤りにつながるため、事前の確認が安心です。

届けるタイミングを考える

社長就任祝いの場合は、正式な就任当日に届くよう手配をします。就任式が開催される場合はその会場へ、開催されない場合は会社へお届けします。立札の内容だけでなく、届くタイミングも就任祝いのマナーとして意識しておきたいところです。

木札か紙札かによっても印象が変わる

立札には紙製のものと、木目調の木札があります。木札は紙札よりもフォーマルな印象を与えやすいので、開店祝いや社長就任祝い、結婚祝いなどで利用されることが多いです。就任祝いのような格式のあるお祝いでは、木札を選ぶことで、より丁寧な印象に仕上げることができます。

まとめ|立札は「誰から」「誰への」お祝いかを伝える大切な要素

胡蝶蘭 大輪 3本立ち 35~42輪前後 白

胡蝶蘭の就任祝いに添える立札は、頭書き・贈り先名・贈り主名という基本の要素を押さえつつ、状況に応じて内容を調整することが大切です。宛名を入れるかどうか、連名にするかどうか、縦書きか横書きかといった判断に迷った際は、この記事で紹介したポイントを参考にしてみてください。

形式に絶対の正解があるわけではありませんが、正式名称を使う、略称を避けるといった基本を守ることで、失礼のない立札に仕上がります。大切な方の新しい門出を祝う気持ちが、立札を通してしっかりと伝わるよう準備を進めていただければと思います。

【関連記事】胡蝶蘭をお祝いに贈るときのマナー完全ガイド|立札・色・本数・タイミングを解説

HanaTakuについて

胡蝶蘭 大輪 5本立ち 50~60輪前後 白

就任祝いの胡蝶蘭を購入するなら、お花のネット通販サイトの「HanaTaku(ハナタク)」がおすすめです。立札の内容についてもご注文時にご相談いただけますので、頭書きや宛名の書き方に迷った際はお気軽にお問い合わせください。大切な方の新しい門出にふさわしい一鉢をお届けいたします。

この記事の執筆者
木谷 大晟の人物写真

HanaTaku代表

木谷 大晟

明治大学商学部を卒業後、人材系・IT系の会社を経てフラワーデザインの道に進み、2023年7月に生花店を創業。フラワーデザインの資格である公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)の1級に合格しています。
現在は、花の仕入れやギフト制作を行う生花店運営からフラワーレッスンの主催まで幅広く活動しています。その傍ら、フラワーギフトの通販サイトHanaTakuを立ち上げ、店舗とオンラインを合わせて年間数千件以上のフラワーギフトを全国のお客様にお届けしています。これらの経験を活かし、HanaTakuブログにてフラワーギフト選びに役立つ花の知識や情報をお届けしていきます。