白い胡蝶蘭 大輪 2本立ち

胡蝶蘭のお祝いをもらったその後は?お礼から花が終わった後のお手入れ・処分まで解説

開店祝いや昇進・就任祝いなどで胡蝶蘭をいただいたものの、「もらった後は何をすればいいのか」「花が終わったらどうすればいいのか」と迷う方は多いのではないでしょうか。お礼のタイミング、飾る期間、花が終わった後のお手入れ、そして最終的な処分方法まで、胡蝶蘭には「もらった後」に知っておきたいポイントがいくつかあります。

胡蝶蘭は花もちが良く、環境が良ければ1〜2か月ほど美しい花を楽しめます。そのため、届いた直後だけでなく、花が終わった後にどう対応するかで、贈り主への気配りや胡蝶蘭そのものの寿命も変わってきます。

この記事では、胡蝶蘭をお祝いでいただいた後にすべきお礼のマナーから、花が終わった後の育て方、処分に迷ったときの選択肢まで、順を追ってご紹介します。

胡蝶蘭が届いたらまず行うこと

胡蝶蘭 大輪 3本立ち 25~32輪前後 白

胡蝶蘭が届いたら、花の状態を確認する前に、まず贈り主へのお礼を済ませましょう。ビジネスシーンでは特に、お礼の早さが相手への印象を左右します。

お礼の連絡はできるだけ早く

お礼は、電話やメール、お礼状で速やかに行います。お礼状は胡蝶蘭を頂いてから遅くとも1週間以内に相手へお礼が届くようにします。親しい間柄であれば電話やメールのみで問題ないケースもありますが、ビジネスシーンにおいては、お礼状を送るのが一般的です。

お礼状の用意がどうしても遅くなってしまう場合は、取り急ぎ電話やメールで伝えたうえでお礼状を送ると、丁寧な印象になります。

お返しは必要?

お返しの品物が必要かどうかは、相手との関係性によって変わります。一般的には、お返しの品物を用意するよりも、すぐに丁寧なお礼状を送って感謝の気持ちを伝えるほうが望ましいとされています。お礼状だけで失礼にあたることはありませんが、今後の関係性を考えて品物を添えたい場合は、胡蝶蘭の金額に対してあまり高額になりすぎないものを選ぶとよいでしょう。

【関連記事】胡蝶蘭の育て方と手入れ方法|初心者でも失敗せず長く楽しむための完全ガイド

もらった胡蝶蘭はいつまで飾る?

胡蝶蘭 大輪 赤リップ 5本立ち 55~65輪前後

お祝いでいただいた胡蝶蘭を「いつまで飾るべきか」に厳密な決まりはありませんが、一日でも長く飾るのがマナーとされています。

特に、贈り主が事務所やお店を訪ねてくる予定がある場合は、その方が来るまで飾っておくのがおすすめです。ただし、来訪日までに胡蝶蘭が枯れてしまわないよう注意しましょう。

立札はいつ外す?

贈り主の名前が入った立札についても、外すタイミングに悩む方が多いポイントです。目安として、お祝いなどで頂いた胡蝶蘭を飾る期間は、1週間~10日程度とされ、立札も、同じく1週間~10日程度で外してしまっても差し支えないとされています。その後は花そのものを、無理のない範囲でできるだけ長く楽しむとよいでしょう。

花が終わった後、そのまま処分してもいい?

ミディ胡蝶蘭 白 アマビリス 2本立ち 小輪

胡蝶蘭は花が咲き終わっても、株自体が枯れたわけではありません。株自体は長生きなので、処分せずに育ててみるという選択肢もあります。

「花がすべて落ちた=寿命」と誤解されがちですが、葉や根が健康であれば、再び花を咲かせられる可能性があります。まだ元気な株かどうかを見極めるには、葉と根の状態を確認するのがポイントです。葉が一枚でも残っていれば、生きています。根を見るときは、黒くなっていたり干からびたりしていないかチェックしましょう。1本でも太い根が残っていれば、胡蝶蘭は生きています。

逆に、葉が1枚も残っていない場合や根が黒くなっていたり干からびたりしている場合は、枯れているため廃棄を検討しましょう。

【関連記事】胡蝶蘭の寿命はどれくらい?花と株の違い、長持ちさせるコツを解説

花が終わった後の胡蝶蘭のお手入れ方法

胡蝶蘭 大輪 2本立ち 25~30輪前後 白

株が元気なようであれば、花が終わった後にもうひと手間かけることで、二度咲きや翌年以降の開花を楽しめます。

1. しおれた花を摘み取る

咲き終わってしぼんだ花は、花首の位置で摘み取ってください。古くなった花をそのままにせず、見つけたら早めに取ってあげましょう。枯れた花を放置すると株の負担になるため、こまめに取り除くのがおすすめです。

2. 花茎をカットする(二度咲きさせたい場合)

花がすべて咲き終わったら、花茎を剪定します。二度咲きを狙うか、株をしっかり休ませるかで、カットする位置が変わります。二度咲きに挑戦したい場合は4~5節を残して上でカットします。来年の開花に備えて株を休ませたい場合は、根元で花茎を切りましょう。

二度咲きにチャレンジする場合、1〜2ヶ月後、切り口から新しく花芽が伸びていき、二度咲きを楽しむことができます。ただし、二度咲きは株の体力を使うため、株がまだ若い場合や弱っている場合は、根元でカットして株を休ませる方法を選んだほうが、翌年以降しっかりした花を咲かせやすくなります。

3. 植え替えのタイミングを見極める

贈答用の胡蝶蘭は、複数の株が一つの鉢に寄せ植えされていることが多く、花が終わったタイミングで植え替えを検討するとよいとされています。植え替えの適期については、4月〜6月が最適とされ、花が咲き終わった後、生育期に入る前に行うのがよいとされています。最低気温が15℃以上で安定している時期が理想です。

季節によって花が終わるタイミングは異なるため、時期がずれた場合の目安も知っておくと安心です。梅雨から夏にかけてお花が終わった胡蝶蘭は、遅くても9月までに植え替えるとよいとされ、秋から冬にかけてもらった胡蝶蘭は、20℃前後の室温に保てる環境があるなら9月以降でも植え替えて大丈夫ですが、温度が安定しないのであれば、次の4月頃まで植え替えせずに育てるのが無難です。

なお、開花中の植え替えは株に負担をかけるため避けたほうがよいとされています。開花中の株は花にエネルギーを使っており、植え替えのストレスで花が早く落ちたり、株自体が弱る可能性があります。花が終わってから植え替えるのが原則ですが、根腐れが進行している場合は、花を犠牲にしてでも早急に植え替えたほうがよいとされています。

4. 花が終わった直後の水やり・肥料

花が終わったからといって、水やりの方法を大きく変える必要はありません。基本的にはそれまでと同じペースで管理を続けます。肥料についても、与える時期には注意が必要です。花が終わっても、急いで胡蝶蘭に肥料を与える必要はありません。植え替え直後や、涼しくなって株の生長が止まっている時は胡蝶蘭は肥料を吸収できないため、時期を選んで与える必要があります。

【関連記事】胡蝶蘭の植え替え時期はいつ?失敗しないタイミングと手順を解説

育てるのが難しい場合の選択肢

ミディ胡蝶蘭 ピンク キャンディープリンセス 3本立ち 小輪

「育て方は分かったけれど、管理する時間や置き場所がない」という場合もあるでしょう。特に開店祝いや就任祝いでは、一度に複数の胡蝶蘭をいただくことも多く、すべてを育て続けるのが難しいケースもあります。そうした場合には、無理に自宅で育て続けるのではなく、いくつかの選択肢を検討してみてください。

譲る・引き取ってもらう

花や株がまだ元気なうちであれば、友人や知人、職場の同僚など、育ててくれる人に譲るのも一つの方法です。処分に困っていることを素直に伝え、もし育ててくれる人がいれば胡蝶蘭も喜ぶでしょう。

専門業者の引き取り・買取サービスを利用する

会社宛てに多くの胡蝶蘭が届いた場合など、自分だけで管理しきれないときは、業者のサービスを利用する方法もあります。胡蝶蘭専門店だけでなく、普通の花屋さんでもサービスを実施しているところがありますので、お近くのお店に問い合わせてみるとよいでしょう。

引き取りには無料と有料の場合があり、状態の良いものであれば買取が可能なこともあります。買取サービスを利用するメリットは、処分費用がかからないだけでなく、お金を受け取れる可能性がある点です。それだけでなく、まだきれいな胡蝶蘭を捨てるのは忍びないと感じる方にとっても心理的な負担を軽減できます。

枯れてしまった場合の処分方法

株そのものが枯れてしまった場合は、地域のルールに従って処分します。多くの自治体では、胡蝶蘭本体部分と植え込み材は通常可燃ゴミとして出して問題ないとされています。ただし、植木鉢や支柱など素材が異なる部分については分別が必要になる場合があるため、お住まいの自治体のルールを事前に確認しておくと安心です。

まとめ|胡蝶蘭は「もらった後」の対応で長く楽しめる

胡蝶蘭 大輪 2本立ち 18~23輪前後 白

胡蝶蘭をお祝いでいただいた後は、まず早めのお礼、そしてできるだけ長く飾って贈り主への気持ちに応えることが大切です。花が終わった後も、株が元気であれば処分を急ぐ必要はなく、花茎のカットや植え替えといった簡単なお手入れで、二度咲きや翌年以降の開花を楽しめる可能性があります。

管理が難しい場合は、譲る、業者に引き取ってもらうなど、無理のない方法を選んで問題ありません。せっかくいただいた胡蝶蘭だからこそ、その後の過ごし方まで丁寧に考えてあげたいものですね。

【関連記事】胡蝶蘭をお祝いに贈るときのマナー完全ガイド|立札・色・本数・タイミングを解説

HanaTakuでは胡蝶蘭のギフトをご用意しています

胡蝶蘭 大輪 3本立ち 35~42輪前後 白

これから開店祝いや昇進・就任祝いなどで胡蝶蘭を贈りたいとお考えの方は、お花のネット通販サイト「HanaTaku(ハナタク)」もぜひご覧ください。大切な方へのお祝いにふさわしい胡蝶蘭を、シーンに合わせてお選びいただけます。

この記事の執筆者
木谷 大晟の人物写真

HanaTaku代表

木谷 大晟

明治大学商学部を卒業後、人材系・IT系の会社を経てフラワーデザインの道に進み、2023年7月に生花店を創業。フラワーデザインの資格である公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)の1級に合格しています。
現在は、花の仕入れやギフト制作を行う生花店運営からフラワーレッスンの主催まで幅広く活動しています。その傍ら、フラワーギフトの通販サイトHanaTakuを立ち上げ、店舗とオンラインを合わせて年間数千件以上のフラワーギフトを全国のお客様にお届けしています。これらの経験を活かし、HanaTakuブログにてフラワーギフト選びに役立つ花の知識や情報をお届けしていきます。