結婚式で両親に贈る贈呈用花束|選び方や大きさ、持ち込み時の注意点などを花屋がご紹介します。

結婚式で両親に贈る贈呈用花束|選び方や大きさ、持ち込み時の注意点などを花屋がご紹介します。

結婚式のクライマックスを象徴するのが「両親への花束贈呈」です。新郎新婦にとっては育ててくれた感謝を伝える場面であり、両親にとっては人生の大きな節目として深く心に残る瞬間です。

花束を渡すことで分かりやすく感謝を伝える印象となり、披露宴の締めくくりとしても最適です。こちらの記事では数多くの贈呈用の花束をお作りしてきた花屋の視点で結婚式で両親に贈る贈呈用花束についてご紹介していきます。

結婚式での花束贈呈の由来

花束贈呈は、欧米のウェディング文化が日本に取り入れられた際に広まった演出です。「花を贈る=感謝を届ける」という普遍的な意味を持ち、どの年代にも受け入れられています。形式がシンプルでありながら感情がストレートに伝わるため、長く愛されてきました。

感謝を伝える演出として選ばれる理由

花束ではないプレゼントを選ぶケースもありますが、花束が選ばれる主な理由は以下が多いです。

  • 言葉で伝えきれない想いを「花」に託せる

  • 写真映えがよく、写真の残り方が美しい

  • 両親も受け取りやすく、緊張感が和らぐ

  • 小さなお子様から高齢の方まで、誰でも分かりやすい柔らかい演出

両親への花束の選び方

贈呈用花束では新婦が持つウエディングブーケと比較して、花材にこだわりを持つ方あまり多くありません。一方で、式の演出として相応しいお花の組み合わせや花束選びをする必要があります。ここでは一般的に多くみられる贈呈用花束の選び方をご紹介します。

色から選ぶ

 

ピンク系の花束 9,000円

贈呈用花束で最も選ばれるのが「色から選ぶ」ケースです。両親の衣装や会場の装飾を考慮したり、花束の色に込められた意味から選ぶことが多いです。

色別の印象については以下を参考にしてください。

両家ごとに色を変えたり、親の好みに合わせるなど、演出面でも工夫することもできます。

人気の花と花言葉から選ぶ

続いて、使用したいお花を指定してその他をお任せで依頼するケースです。指定するお花はその時期の旬や、伝えたいメッセージからお花を選ぶなど様々です。両親贈呈用の花束には、落ち着いた色合いで品のある花がよく選ばれます。

  • バラ(感謝・愛情)

  • カーネーション(尊敬・感謝)

  • ユリ(威厳・清らかさ)

  • ガーベラ(希望・前向き)

  • トルコキキョウ(感謝・優美)

  • カスミソウ(感謝)
  • ひまわり(あなただけを見つめる・憧れ・情熱)

【商品一覧】ひまわりの花束

予算から選ぶ

結婚式ではあらゆる演出にお金がかかり、トータルの予算が決まっていることが多いため、予算の中から贈呈用花束の価格を決めることが多いです。

当店でのご依頼では贈呈用花束の相場は1束あたり5,000〜10,000円程度です。そして、両家にお渡しするので、2束で15,000~20,000円の予算を見ておくとよいでしょう。

両親への花束選びで知っておきたいこと

大きさ・サイズ感はどれくらいが適切?

両親贈呈用の花束の大きさとしては長さ約40〜50cm、横幅30〜40cm程度がおすすめです。これくらいの大きさの花束は両手で抱えるサイズ感となるため、写真映えも良くなり、結婚式の演出として十分な大きさとなるでしょう。このサイズ感は価格にすると8,000円~10,000円ほどとなります。
これらのサイズはあくまでも目安のため、式場のスケール(ホテル/レストラン/ガーデン)に合わせて、サイズ調整とよいでしょう。

【商品一覧】10,000円の花束

持ち帰りの負担を考慮する

遠方から参加する場合には帰宅時の荷物が多くなるため、持ち帰り時の負担を考慮する必要があります。花束は大きすぎる場合にはコンパクトに収まるアレンジメントスタイルがおすすめです。

花瓶に生けるまでの時間を考慮する

挙式当日はご両親が宿泊して翌日帰宅する場合、花瓶に生けるまでの時間がより長くなります。保水処理を行っている場合でもお水切れとなってしまい、お花の元気がなくなってしまうことがあるため、保水ゼリーを増量にしてもらったり、アレンジメントスタイルを贈るなどの対応をしましょう。

当店ではオプション選択として保水ゼリーの増量を選択いただくことが出来るため、その点安心してお花束をお届けすることが可能です。

持ち込みする場合の注意点

花束を持ち込みたい場合は、式場ごとに 持ち込み可否・料金・保管場所 が異なります。以下の点を確認しておきましょう。

  • 式場によって花束の持ち込み料がかかることがある

  • 涼しい場所で管理してもらうよう伝えておく(特に夏場)

  • 午後に開催する場合は当日午前中の時間指定が鮮度的にも安全

持ち込みの流れ

持ち込みを依頼する場合の一般的な流れは以下の通りです。式場によってもルールが異なるので、必ずプランナーに確認するようにしましょう。

  1. 事前に式場へ持ち込み可否を確認

  2. 持ち込み料の有無を確認

  3. 当日までの保管方法を相談

  4. 時間指定で花屋から式場に配送

  5. プランナーへ最終チェックを依頼

花束のタイプ別|生花・ドライフラワー・プリザーブドフラワー

生花以外の花束についてそれぞれの特徴をご紹介します。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで最適なものを選ぶようにしましょう。

生花(フレッシュフラワー)

生花は贈呈用花束として最も人気で、華やかさ・香り・贈り物としての存在感は圧倒的です。特に写真映えを重視する方に最適です。ただし、生花ゆえの「持ち帰りにくさ」「長く飾れない」というデメリットもありますので、考慮した上で選びましょう。

ドライフラワー

ピンク色のドライフラワーの花束 Lサイズ 8,000円

ドライフラワーは「長期間飾れる」「ナチュラルでおしゃれな雰囲気」「遠方の場合でも生花と比較して持ち帰りやすい」などのメリットがあります。一方、生花のような鮮やかさはないので写真映えがしないことや退色しやすい点はあります。自然な風合いが好きな両親には喜ばれます。

【商品一覧】ドライフラワーの花束

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーは生花を特殊加工することで長期保存できるスタイルです。色も鮮やか残すことができ、「生花のような美しさ」「水やり不要」「遠方への持ち帰りも安心」です。一方、価格は高く、値段に対してボリュームも出づらいので、演出として分かりやすさに欠けてしまうことがあります。

結婚式の両親への贈呈用花束を購入するならフラワーギフト通販のHanaTakuがおすすめ

両親への贈呈用花束を贈りたいとお考えの方には、フラワーギフト通販サイト「HanaTaku(ハナタク)」がおすすめです。HanaTakuでは、さまざまなバリエーションの花束をご用意しており、贈る相手やシーンに合わせた最適な花束を選ぶことができます。また、オンラインで簡単に注文できるため、忙しい方にも便利です。

HanaTakuのおすすめポイント

  • 豊富なラインナップ:さまざまな価格帯の花束や、ガーベラ入り花束、バラの花束など、種類豊富にご用意しています。

  • 写真付き事前確認サービス
    発送通知と同時に実際の花束の写真を送ってもらえるため、届く前に確認できるので安心。

  • カスタマイズ可能なラッピングとメッセージカード
    希望の雰囲気に合わせてラッピングやカードを自由に選べます。

オプション選択を利用することで、保水ゼリーを増量したり、手提げ袋をお付けしておりますので、安心してご注文いただける体制を整えております。

この記事の執筆者
木谷 大晟の人物写真

HanaTaku代表

木谷 大晟

明治大学商学部を卒業後、人材系・IT系の会社を経てフラワーデザインの道に進み、2023年7月にFlower Shop Applaughを創業。フラワーデザインの資格である公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)の1級に合格しています。
現在は、花の仕入れやギフト制作を行う生花店運営からフラワーレッスンの主催まで幅広く活動しています。その傍ら、フラワーギフトの通販サイトHanaTakuを立ち上げ、店舗とオンラインを合わせて年間数千件以上のフラワーギフトを全国のお客様にお届けしています。これらの経験を活かし、HanaTakuブログにてフラワーギフト選びに役立つ花の知識や情報をお届けしていきます。