アスターの切り花を長持ちさせる方法は?特徴や花言葉も解説

アスターの切り花を長持ちさせる方法は?特徴や花言葉も解説

アスターは小ぶりなお花が咲き、可憐な印象のお花。以前は仏花としてお盆やお彼岸のシーンで重宝されていましたが、最近ではアレンジや花束などに向いている洋風のものもたくさん出回るようになりました。品種も多く、咲き方はシンプルな一重咲きから豪華な大輪の八重咲き、ふんわりとしたポンポン咲きなどさまざまです。本記事ではそんなアスターの切り花を長持ちさせるお手入れ法や特徴、花言葉をご紹介します。

アスターの切り花の日持ちはどのくらい?どんな花?

まずはアスターの基本情報についてご紹介していきます。

アスターの基本情報

アスターはキク科エゾギク属のお花で、和名「蝦夷菊(エゾギク)」、英名は「China aster」です。英名にあるように原産地は中国で、ヨーロッパで改良されたのちに江戸時代に日本に渡来しました。アスターという花名は、「星」を意味するギリシア語から由来しています。これは可愛らしい花姿から連想できますね。

アスターの切り花はお花屋さんでは1年中出回り、夏の時期に旬を迎えます。お盆の時期には出回りも多くなります。日持ちは1週間程度です。

参考:JAグループ茨城 アスター

アスターの切り花を長持ちさせるためには?

続いて、アスターの切り花を長持ちさせるお手入れ方法について紹介します。アスターは茎が細くて弱い分、長持ちさせるためにはしっかりお手入れしてあげる必要があります。

水に浸かる部分の葉を取り除く

アスターの茎にはびっしり葉が付いています。この葉は蒸れやすく、放置していると黒くなりやすいので、生ける前に取り除きましょう。また、葉が水に浸かってしまうと水が汚れる原因になるため、取り除きましょう。

できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う

切り花を生ける際の基本となりますが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し』を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。

元気がなくなったら湯上げをする

元気がなくなったら「湯上げ」をして、シャキッとさせてあげましょう。方法は、新聞紙などの紙で包み、沸騰したお湯に茎を5秒ほど浸けたあと、水を張ったバケツや桶にすぐに入れます。こうすることで切り口付近のバクテリアを死滅させ、水が上がりやすくなります。お湯につけた後、水に入れるまでに時間がかかると水の通り道の導管に空気が入ってしまい効果が弱まるので、素早く行うことが重要です。

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アスターの花言葉は?

続いてアスターの花言葉についてご紹介します。

アスターの花言葉は『信じる恋』『同感』『追想』『変化』

『信じる恋』は、マーガレットと同様に、花びらを散らす“花占い”にアスターが使われていたことが由来しています。『変化』という花言葉は、アスターの花色のバリエーションが豊富なことに由来すると言われています。

アスターは古くから夏の花として愛されてきたお花

アスターは夏に開花期を迎える、古くから愛されてきたお花。ただ最近は品種や咲き方のバリエーションも増え、普段使い用のアレンジメントやブーケに使いやすい可愛い小花という位置付けに変わってきています。花色も赤やピンク、白、紫など豊富で、アクセントとしても活用される場面も増えています。お花屋さんで見かけたらぜひ、アスターを手に取ってみてください。