ナデシコの切り花を長持ちさせる方法は?特徴や花言葉も解説!

ナデシコの切り花を長持ちさせる方法は?特徴や花言葉も解説!

カーネーションを一重咲きにしたような可憐な小花が咲くナデシコ。秋の七草にも数えられ、万葉集にはナデシコが登場する歌が26首もあるほど、古くから愛されてきたお花です。本記事では、そんなナデシコの切り花を長持ちさせるお手入れ法や特徴をご紹介します。

ナデシコの切り花の日持ちは?どんなお花?

ナデシコ切り花まずはナデシコの基本情報についてご紹介していきます。

ナデシコの基本情報

ナデシコはナデシコ科ナデシコ属のお花で、和名は撫子(なでしこ)、英名はDianths、Gillyflowerです。ナデシコは、花姿が「撫でたくなるほど可愛らしい」ということに由来してつけられた名前がつけられました。ナデシコは「ダイアンサス」と呼ばれることもあります。

ナデシコは秋の七草の一つとして、多くの人から愛され、古くから品種改良が進められてきました。日持ちは1週間〜2週間程度とほどほどによいお花。

咲き方としては枝分かれしたスプレータイプと、ヒゲナデシコやテマリソウのようにかたまりで咲くタイプがあります。一重咲きが集まるヒゲナデシコは草花アレンジのボリュームアップに活用できます。花びらがなくガクだけのテマリソウもナデシコの仲間であり、テマリソウはグリーン花材として出回り、苔のように敷き詰めて、他の花材の花留めやアレンジメントの吸水フォームの足元隠しにも便利です。(後ほど、品種のご紹介の箇所で写真とともに紹介しております!)

同じナデシコ科のカーネーションのお手入れ方法はこちら

ナデシコの切り花を長持ちさせるためには?

ナデシコ切り花ナデシコは花もちもよく、特に注意することはありませんが、ナデシコのお手入れ方法について紹介します。

茎を斜めにカットする

断面積が大きくなると水を多く吸い上げることができるので、茎は斜めにカットしましょう。

できる限り毎日花瓶の水を替え、切り戻しを行う

切り花を生ける際の基本となりますが、こまめに水替えを行い、食器用洗剤で花瓶を洗い、花瓶を清潔な状態で保ちましょう。その際、茎を切り口を切る「切り戻し』を行うことで、切り口が新鮮になり水上がりがよくなるので、切り戻しも行いましょう。

ナデシコの花言葉は?

ナデシコ切り花続いてナデシコの花言葉についてご紹介します。

ナデシコの花言葉は『純粋な愛』『才能』『思慕』

繊細で可憐な花姿から、女性的な花言葉がつけられています。

ナデシコの種類(品種)をご紹介

ナデシコは品種が多く、品種によって花姿が異なります。ここではナデシコの品種を一部ご紹介します。

カワラナデシコ

日本各地に自生している代表品種で、秋の七草のナデシコは本種を指します。別名「ヤマトナデシコ」とも呼ばれます。

アメリカナデシコ(ヒゲナデシコ)

原産地はアメリカではなくヨーロッパで、苞の先端が長いひげのように伸びていることから、この名前がつきました。茎の先端に多数の小花が咲き、種からでもよく育ちます。ヒゲナデシコやビジョナデシコとも呼ばれます。

テマリソウ

テマリソウは、緑色のマリモに似た形をしています。テマリソウは美女ナデシコの改良品種で、花弁が出ず緑の総苞が丸いボール状になります。

ナデシコは古くから日本で愛されてきたお花

ナデシコは赤、ピンク、白色の小花が咲く姿が特徴的で、品種によってはその花姿も異なるのが魅力。秋の七草の一つでありながら、年中出回っていて母の日のプレゼントで定番の「カーネーション」の元にもなっているので、日本人には馴染みが深いお花だと思います。種類もたくさんあるので、是非大切な人へのプレゼントにぜひ選んでみてはいかがでしょうか?