カラーの切り花を長持ちさせる手入れ方法、花言葉、特徴は?

カラーの切り花を長持ちさせる手入れ方法、花言葉、特徴は?

カラーは、紙を1枚くるっと巻いたような花姿をしており、スタイリッシュでおしゃれなお花です。凛として気品が漂うので、ウエディングの花材としても人気です。

本記事ではカラーの切り花の基本情報からお手入れ法について解説します。

カラーはどんな花?

 

まずはカラーの基本情報についてご紹介していきます。

カラーの基本情報

カラーはサトイモ科ザンテデスキア属(オランダカイウ属)のお花です。和名は海芋(カイウ)、英名はCalla、Calla lilyです。花びらに見える部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるガクが変化したもので、中心の棒状の部分がお花です。茎の部分を指でしごくと簡単にカーブします。

原産地は南アフリカで、開花時期は4月〜7月。1年中手に入りやすいお花ですが、産地によって出回る時期が異なります。

水を張った畑で育てる『湿地性のカラー』は、茎が太くて大型の品種が多いです。花色は主に白がメインで、出回る時期は10月〜5月です。普通の畑で育てる『畑地性のカラー』は、茎が細く小型の品種が多いです。オレンジや黄色、紫、黒など色のバリエーションが豊富で、輸入物もあり1年中出回ります。

飾り方は、1本で生けてスッと伸びる茎を活かしたり、グリーンと合わせるのもおすすめです。

参考:千葉県庁 湿地性カラーの切り花栽培

新鮮なカラーの切り花を選ぶには?

プレゼントや自宅の観賞用にお花屋さんでカラーを選ぶ際に使える新鮮なカラーを見分ける方法をご紹介します。

茎とガクの境目にしわや変色がないものを選ぶ

 

カラーの切り花は茎とガクの境目の膨らんでいる部分を見ると切り花の状態がわかります。鮮度が落ちていたり、水が下がっていると、張りがなくなり、茎に筋が入っていたりするので状態を確かめましょう。

また、花屋さんでガクの状態が悪くなるほど並ぶことはありませんが、時間が経過するとガクの先が黄ばんだり、しわができることがあります。

写真のものは苞にシワがあり、鮮度が落ちているカラーです。

花粉が出る前のものを選ぶ

カラーのお花の部分は細い棒状の形をしたものです。この棒に花粉が付いている場合はある程度咲き進み、時間が経過していることを表しています。そのため、新鮮なカラーを選ぶために苞の中も覗いて見てみましょう。

カラーの切り花を長持ちさせるためには?

カラーの花は茎からガクの先まで繋がっている分、傷んでいると目立ってしまいます。カラーを綺麗な状態で長く楽しむお手入れのコツをご紹介します。

花瓶の水は浅めに生ける

 

カラーはスポンジのように水の吸い上げがいいお花です。そのため、深水で生けると茎が腐りやすくなってしまうため、少なめの水で生けましょう。だいたい底から3cm~4cmで大丈夫です。

できる限り毎日花瓶の水を替えよう!

切り花を生ける際の基本となりますが、こまめに水替えを行い、花瓶は清潔で綺麗な状態を保ちましょう。また、その際に茎の断面を数センチ水平にカットすることで、切り口が新鮮になります。

カラーは水上がりがよいので、水切りではなく空切りでOKです。

カラーの花言葉は?

続いてカラーの花言葉についてご紹介します。

カラーの花言葉は『凛とした美しさ』『乙女のしとやかさ』『清浄』『華麗なる美』

凛とした気品ある姿のカラーにぴったりです。洗練されたイメージのカラーは、スタイリッシュでモダンな雰囲気の結婚式にも人気です。

純白のウエディングドレスの裾を思わせる、白くてすっきりした花姿から『ウェディングマーチ』という名前の品種のカラーも出回っています。

カスミソウ(かすみ草)の切り花を長持ちさせる手入れ方法、花言葉、特徴は?

カラーは唯一無二の落ち着いたお花

カラーは数ある切り花の中で、見た目や役割共にとても個性的で唯一無二のお花です。色味も純白の白の他に、黄色、オレンジ、ピンク、紫などバリエーションも豊富。

茎が細いものを選ぶと、生けている途中で折れてしまうことがあるため、太く丈夫なものを選ぶようにしましょう。